ミシュランガイド
最終更新日
2026-03-07 21:04

ミシュランガイド(미쉐린 가이드)は、フランスのタイヤ会社ミシュランが毎年発行するレストラン、ガストロノミー、旅行のガイドブックである。
フランス語では「ギッド・ミシュラン(Guide Michelin)」、レストラン案内書としては「レッドガイド」と呼ばれ、観光情報を扱う「グリーンガイド」も発行されている。
このガイドでは、匿名の調査員がレストランを訪れ、料理の品質などを基準に評価する。星(★)による格付け制度で広く知られている。
英語圏をはじめとする多くの言語圏では、フランス語の発音に従って「ミシュラン」と発音する傾向がある。一方、韓国では現地法人によって社名の韓国語表記が「ミシェリン」と定められたため、ガイドもそれに従って「ミシェリンガイド」と呼ばれるようになった。
歴史

1889年にアンドレ・ミシュランとエドゥアール・ミシュランの兄弟が設立したタイヤメーカー、ミシュランが、1900年のパリ万国博覧会で配布した宣伝用冊子を起源とする。
初期のガイドは自動車旅行者向けの冊子で、フランスの道路、宿泊施設、ガソリンスタンドなどの情報を提供していた。1926年から優れた食事を提供するホテルに星を付与するようになり、大きな人気を集め始めた。1933年からは、料理の優れたレストランに星を付与する現在の「レッドガイド」の形となった。
この時期から、身元を明かさない調査員が客として訪れて評価するミシュランガイドの覆面調査方式が始まり、現在まで実に100年以上にわたって維持されている。一方、韓国では2016年、アジアで4番目に「ミシュランガイド・ソウル(미쉐린 가이드 서울)[記事]」が発行され、2024年には釜山がソウルに次ぐ韓国で2番目の発行都市に選定された。
ミシュランガイドの評価体系と区分
3つ星★★★
料理が極めて優れており、特別な価値を持つレストラン。このレストランを訪れるためだけに旅行する価値がある。(Exceptional cuisine, worthy of a special journey)2つ星★★
料理が優れており、遠方から訪れる価値があるレストラン。本来の経路から離れていても、回り道をして訪れる価値がある。(Excellent cooking, worth a detour)1つ星★
料理が優れたレストラン。その地域を旅行中であれば訪れる価値がある。(Very good cooking in its category)ビブグルマン(Bib Gourmand)
手頃な価格で優れた料理を提供するレストランである。ソウルでは45,000ウォン以下のレストランを対象とする。
ミシュラン・グリーンスター(Green Star)
持続可能なガストロノミーを実践するレストランに付与され、星やビブグルマンと重複して選定される場合もある。
ミシュラン・セレクテッド(Selected)
ガイドが品質を認めた推奨レストランの一覧である。
5つの評価原則
調査員は世界共通の5つの基準を適用して審査する。
食材の質
調理技術と味わいの完成度
料理に表れるシェフの個性と創造性
価格に見合う価値
メニュー全体の一貫性、および訪問時期が異なっても品質が維持されていること
運営原則と特徴
決定方法:星の付与は、複数の調査員が繰り返し訪問した後、合同会議での全会一致によって決定される。
調査員の匿名性:調査員は身分を隠し、一般客と同じように予約して食事をし、代金を全額自ら支払う。
毎年更新:すべてのレストランが毎年再評価の対象となり、基準を満たさない場合は星を失ったり、評価区分が調整されたりする。
その他の記号:サービスと快適性の水準は「フォークとナイフ」の記号で、優れたワインリストは「ブドウの房」の記号で、それぞれ別に表示される。