ロマネ・コンティ
最終更新日
2026-01-24 18:23
ロマネ・コンティは、フランス・ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村に位置する約1.8ヘクタールの特級畑(Grand Cru)であり、そこで生産されるワインの名称でもある。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti、DRC)が単独所有するモノポール(Monopole)であり、世界で最も希少かつ高価なワインの一つと評価されている。
1. 歴史的背景
起源: 13世紀、サン・ヴィヴァン(Saint-Vivant)修道院の修道士たちがブドウ畑を管理するようになり、名声を得始めた。
名称の由来: 1760年、フランス国王ルイ15世の寵愛を受けていたポンパドゥール夫人との競争の末、ルイ・フランソワ・ド・ブルボン(Louis François de Bourbon)、すなわちコンティ公(Prince de Conti)がこの畑を購入し、その爵位名が付けられた。
近代以降: 1942年からド・ヴィレーヌ(De Villaine)家とルロワ(Leroy)家が共同で所有・経営している。
2. テロワールおよび栽培上の特徴
面積および立地: 総面積は約1.81ヘクタール(約5,500坪)で、水はけのよい石灰質粘土の土壌で構成されている。
栽培方法: 化学肥料を使用しない有機農法およびビオディナミ(Biodynamic)農法を厳格に守っている。
収量制限: 品質を維持するため、ブドウの木1本からワイン約3杯分しか生産しないほど、収量を極端に制限している。
3. 生産量および希少性
年間生産量: 作柄によって異なるが、年間平均で約5,000本から6,000本しか生産されない。
販売方法: 単独のボトルで販売されるよりも、DRCが所有する他の特級畑のワインとのセット(Assortment case)で販売されることが多く、入手は極めて困難である。
品種: 100%ピノ・ノワール(Pinot Noir)で造られる。
4. 主な位置付け
競売記録: 2018年にニューヨークで行われたサザビーズの競売で、1945年ヴィンテージ1本が約55万8,000ドル(当時の基準で約6億ウォン以上)で落札され、世界で最も高価なワインの記録を樹立したことがある。
評価: 「王のワイン」または「神の許しがなければ飲めないワイン」と称され、ブルゴーニュワインの頂点と見なされている。